商品の原価率ってどうすればいい?これ知らないと赤字です

EC価格 原価率

こんにちは!ECショップを運営するうえで、最も頭を悩ませるのが「商品の価格設定」ではないでしょうか?
お金の計算ってちょっと苦手・・という方は、目を背けてはいけませんよ。

利益がなくなってしまうのは元も子もありませんよね。実は僕も苦手です。。

「安すぎると利益が出ないし…でも高すぎると売れないのでは??…」😅

今回は、適切な価格設定と原価率について、実践的なアドバイスをお届けします!

目次

原価率はどのくらいが適切?

「原価率って何?」という方のために簡単に説明すると、原価率 = 商品の仕入れ価格 ÷ 販売価格 × 100% で計算される数値です。この数値が低いほど利益率が高くなります。

業種一般的な原価率の目安
アパレル30~35%
化粧品・美容品20~30%
食品・飲料40~50%
雑貨・インテリア30~40%
電子機器50~70%

多くのEC事業では、原価率30%〜40%が一つの目安となります。

つまり、1,000円で販売する商品なら、原価は300〜400円程度が理想的というわけです✨
でも、商品によって、原価が高くなる場合ありますよね?
その場合は、商品のブランドとしての価値を高めて行くことをおすすめします。
お客様はその商品の価値よりも、自分が得られる価値が高いと感じたら対価を支払います。

ブランディングの話は長くなるので、別の機会にお話しますね。

こんな価格設定はヤバい

配送費や決済手数料を見落としていませんか?

価格設定の際は、以下の費用もすべて考慮する必要があります!

費用項目具体例おおよその割合
配送費梱包資材、送料販売価格の5~15%
決済手数料クレジットカード手数料、後払い手数料販売価格の3~6%
広告費SNS広告、リスティング広告販売価格の10~20%
ECプラットフォーム手数料BASEやShopifyなどの手数料販売価格の2~5%
返品・交換対応費返送料、検品費用など販売価格の1~3%

これらを全部合わせると、原価以外にも販売価格の20〜40%程度のコストがかかることも少なくありません。例えば原価率40%の商品の場合、これらの費用を合わせると販売価格の60〜80%がコストになってしまいます!

つまり、最終的な利益率は20〜40%程度になるよう計画するのが理想的です。

安いほど良い?低価格設定のリスク

「とりあえず売れればいいから、安く設定しよう!」と考えは危険です!😱

  1. ブランド価値の低下: 安くないと買ってくれない、お客様の質の低下
  2. 値上げが困難: 一度安い価格で販売すると、後から値上げしづらくなる
  3. サービス品質の低下: 利益が少ないと、顧客サポートなどにかける費用も削減せざるを得なくなる
  4. 持続可能性の問題: 長期的にビジネスを続けられなくなるリスク

商品の価格帯と広告のバランス

広告をだしたけど、一人のお客様にコンバージョンするのに、原価を上回ってしまったらマイナスですよね。

こういった場合の対策としては:

  1. 複数商品の購入を促す:平均購入単価を上げる工夫をする
  2. 定期購入モデルを検討:LTV(顧客生涯価値)を高める
  3. 広告に頼らない集客方法も併用:SNS運用、SEO対策など
  4. 初回購入者向けクーポンなどで再購入を促す:リピート率を上げる

ベストな価格設定の方法

では具体的に、どうやって価格を決めればいいのでしょうか?

1. コストベースの価格設定

販売価格 = 原価 ÷ 目標原価率

例えば、原価300円の商品で原価率30%を目指すなら: 300円 ÷ 0.3 = 1,000円が販売価格の目安になります。

2. 競合ベースの価格設定

同じような商品を販売している競合のショップの価格帯を調査し、自分の商品のポジショニングに応じて価格を設定する方法です。

  • プレミアム戦略:競合より10〜30%高く設定(品質や特徴をアピール)
  • 平均価格戦略:競合と同程度の価格帯で設定
  • 低価格戦略:競合より10〜20%安く設定(大量販売を目指す場合)

3. 価値ベースの価格設定

お客様にとっての「価値」に基づいて価格を設定する方法です。例えば:

  • 時間を大幅に節約できる商品
  • 特別な体験を提供できる商品
  • 希少性の高い商品

こういった商品は、原価にとらわれず、提供する価値に見合った価格設定が可能です。

まとめ:理想的な価格設定のステップ〜価格は変えても良い〜

  1. すべてのコストを洗い出す:原価だけでなく、配送費、広告費、手数料なども考慮
  2. 目標利益率を決める:持続可能なビジネスのために20%以上を目指そう
  3. 競合調査をする:類似商品の価格帯をチェック
  4. 顧客ターゲットを考慮:ターゲット層の購買力や価値観に合わせる
  5. テストして調整する:販売してみて反応を見ながら調整していく

価格設定は一度決めたら終わりではなく、市場の変化や自社の状況に応じて見直していくことも大切です。コストが上がったり、競合状況が変わったりしたら、柔軟に調整していきましょう!

あなたのECショップが適切な価格設定で、持続可能な利益を生み出せますように🌟 何か質問があれば、コメントでぜひ教えてくださいね!

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この記事を書いた人

ECは開設後が本当のスタートです。
Shopify専門でECサイトを制作しています。
開設後の不安をなくし、お客様に最高のベネフィット(未来)を届けるため活動しています。

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